コラム イスラム教のはじまり

 むかしむかし・・。
 父の顔を知らず、6歳のときに母がこの世を去り、引き取って育ててくれた祖父も、2年たらずで亡くなったため、叔父に養育された少年がおったとさ。
 各地に商品を運ぶキャラバン(隊商)で働いていたとき、少年は修道士から、
「あなたは神がおつかわしになった方です。わが聖書が預言している預言者なのです」
 と、告げられたそうじゃ。
 25歳になったとき、ある裕福な未亡人に商才を認められ、その後2人は結婚した。
 未亡人は、男より15歳も年上だったそうな。
 やがて3男4女を授かったものの、男の子はみな、幼くして亡くなった。息子を失う悲しみのせいか、次第に洞窟へこもり、瞑想を始めたという。
 男は40になっていたとさ。
 そして、ある日突然、洞窟に天使が現れ、唯一の神であるアラーの啓示を受けたそうじゃ。
 この男こそ、アラーの教えを仲介者となって説き始めたムハンマド(マホメット)で、
「アラーを心から信じる者は、神の前に平等である」
 と説き、まずは身内から布教活動を開始した。
 これがイスラム教のはじまりだとさ。
 ムハンマドが62年の生涯を閉じたあと、弟子たちがアラーの教えをまとめたものが、イスラム教の経典『コーラン』だそうな。

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