28 生活は向上したけど、何だか不安、の巻

 鎌倉時代の農業は、牛馬や鉄製の農具がさらに普及し、米と麦の二毛作(にもうさく)も行われるようになったそうな。
 二毛作というのは、同じ土地で2つの作物を作ることをいう。米を収穫したあと、麦を植えたりすることじゃ。
牛馬

 農具を作る鍛冶屋(かじや)や、染め物を行う紺屋(こんや)などの手工業者が現れ、商品を売るために、寺社の門前や交通の便利な場所で、定期市が開かれるようになったとさ。
定期市

 産業が発達することで、おじいさんやおばあさんの生活はよくなっていったそうな。
 しかし世の中は、戦乱が続いたうえに、飢饉(ききん)や災害がたびたび起こっていた。
 そのため、おじいさんもおばあさんも、おとうさんもおかあさんもみな、心の救いを求めるようになっていったと・・。

 そこで、簡単でわかりやすい、誰にでも実行できる新しい仏教が広まっていったとさ。

<新しい仏教> 
浄土宗(じょうどしゅう)・・法然(ほうねん) 『南無阿弥陀仏』(なむあみだぶつ)
                 と唱える。
浄土真宗(じょうどしんしゅう)・・親鸞(しんらん) 法然の弟子。
日蓮宗(にちれんしゅう)・・日蓮 『南無妙法蓮華経』(なむみょうほうれんげきょ
                 う)と唱える。
時宗(じしゅう)・・一遍(いっぺん) 踊念仏(おどりねんぶつ)をしながら諸国を
                 まわる。
臨済宗(りんざいしゅう)・・栄西(えいさい) 座禅による修行。
曹洞宗(そうとうしゅう)・・道元(どうげん) 座禅による修行。

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