コラム 伊能忠敬、第二の人生

 1歩1歩あゆみを重ね、17年の歳月をかけて全国を測量し、正確な日本地図を作った伊能忠敬(いのうただたか)。
 それだけでも、誰にもマネできない偉業にまちがいないが、忠敬のスゴイところは、造り酒屋の家業を長男にまかせ、隠居したあと地図を作り始めたことじゃ。 
 しかも、その動機が、
「地球の大きさをはっきりさせること!」
 だったとさ。
 もともと算術や天文に興味を持っていた忠敬は、50歳で下総(しもうさ・千葉県)から江戸へ出ると、その後、高橋至時(よしとき)という19歳も年下の天文学者に弟子入りしたと・・。
 5年間、西洋天文学や暦学(れきがく)、測量法などをみっちり学んだそうな。
 幕府の命を受け、測量を開始したのは、なんと56歳のとき。
 しかも体が弱く、喘息(ぜんそく)持ちじゃった。
「緯度1度の間を測れば、地球の大きさがわかる!」
 ただその目的のために、北は蝦夷地(えぞち、北海道)から、南は九州の屋久島(やくしま)まで、地道に測量をしたそうな。
 そして、導き出した答えは・・、
”28里2分(110.75㎞)”
 現代の測量との誤差は、わずかに1000分の1だという。
 忠敬は、72歳まで地図を作り続けたんだと・・。その生き方自体が、誰にもマネできない偉業。
 ちなみに、歩くことで持病の喘息も治ったそうな。
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