66 何が不平等だったのか? その2、の巻

 むかしむかし・・。
 幕府が、日米修好通商条約を結んだころのことじゃった。
 あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいた。
 2人はとても働き者でした。綿製品を、村のみんなとともに、手工業でこしらえておった。
 ところがある日、おばあさんが町へ買い物に行くと、見たこともない綿製品が売られていたと・・。しかも、驚くほど安かった。
 店の主人に聞いてみると、外国から輸入された品物だという。
 おばあさんは、足元がよろめいたそうじゃ。
店頭の綿製品

 商品を輸入するときは、税金がかかる。この税金を関税といい、幕府の収入源になるものだそうな。
 これをどのくらいの税率にするかは、輸入をする側に決める権利がある。関税を自主的に決める権利なので、関税自主権というそうじゃ。
 しかし、この権利が日本には認められなかった。
 両国が話し合って決めることになっていたが、力を持つアメリカの意見が通りやすく、日本には不利だったんだと・・。
 これが条約のもう1つの不平等、関税自主権がないことだったとさ。
関税の力関係

 それからというもの、機械で作られた安い外国産の綿製品が大量に出回り、おじいさんとおばあさん、そして村の衆が一生懸命にこしらえた商品は売れなくなった。
 みな、職を失ったとさ。
泣き顔

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